| 基礎講座 | |
| 講義名 | 心の治癒力を引き出す |
| 日 時 | 令和8年1月15日(木曜日) 午前10 時00 分~午後12時00 |
| 場 所 | 県立産業文化交流会館 |
| 講師 | 黒丸尊治先生 |
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| 内 容 | ・生物には、自然治癒力がある。その考えをもとに治療を行っている。多くのドクターは体を治そうと する。体の不調部位に対して薬を処方する。今の医療は、心と体が分かれている。しかし、心と体はつ ながっている。ストレスが溜まると体調が悪くなる。心の問題もセットで治していく必要があり、ポン と薬を出さない治療をしている。 ・精神科(統合失調症、双極性鬱…脳の異常)を含めた、精神疾患全般を扱う診療科である。心療内科 は、心身症(心で起こる体の病)を中心に扱うかであるという違いがある。そして、内科でもある。例 えば、ストレスで下痢、背景にストレスを感じ体調を崩す、いくら調べても腰痛が治らない‥薬で治ら ない様な時に受診。初診で1時間患者とコミュニケーションをとる。少しずつ心を軽くし、治癒してい く。これで、多くの場合良くなる。薬で病気を治すのではなく、自然治癒力で治していけるよう手助け をする。心にも自然治癒力がある。逆境でつらい状況(どうしよう、どうしようと同じところをぐるぐ る回っている)時は、この力は発揮できていない。しかし乗り越える力はあるので、うまくこの力を出 せるよな治療することにより、4・5回の治療で治癒できる。自分で勝手に気づく手助けをする。安心 感・喜びなどの+の感覚、その感覚が引き出されたとき、心の治癒力が発揮されたことなり上手くいく。 エピソード⓵:歯がボロボロの患者。歯医者に行きたいが、上を向いて口を開けるとえずくため、治療 ができない。⇒診察室で14 回えずかせた。患者には、「えずけばえずくほどえずかなくなる」と、暗 示と体験をさせた。結果は、体験を通して理解し「そうか!」と思ったいい意味での安心感により、歯 の治療ができたとのこと。 エピソード⓶:治験中の患者が失恋をし、治験薬を大量摂取。意識もうろう、血圧低下で救急搬送。治 験中ではあるが、プラシーボの場合があるため、製薬会社に確認。この患者は、プラシーボの患者であ った。本人に伝えると、15 分後に歩いて帰った。 同じく、ハルシオン中毒の患者に、プラシーボ(でんぷん粉)を「よく聞く薬で強いため、少ない料で 渡す」と、付加価値をつけて暗示にかける。その患者は「良く効く」と+の思い込みをし、心の治癒力 が発揮された。きっかけは大事。気持ちは変えられない。変えるのではなく、かわること。 エピソード③:緩和病棟の患者が、カラーセラピーをとてもたのしみにしている。カラーセラピーも楽 しみだが、教えに来てくれる美人な女性とかかわりを持つことが実は楽しみだったのかもしれない。良 い意味での色気は、治癒力を高める。 エピソード④:亭主関白な夫が亡くした妻。妻は、かなうれ感(悲しいけどうれしい)で、夫というス トレスがなくなったため、心から元気になった。 先生から男性生徒にアドバイス:妻の悪口は言ってはいけない、ひたすら感謝すること。それは愛情で はなく、生きるためである。 |
| 感 想 | 病院での、普段では知りえない具体的なエピソードを話してくださり、とても興味深く、時間があっと いう間に過ぎていったとの多くの感想がありました。 |